2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

発声は気持ち良い

発声は他の習い事とは違って、 「なるほど!そうなのか」、とその場で納得できる事って少ない。 「でも、どうやってやるんだろう?」、と頭を抱えることの方が多い。 おそらく誰もがそう感じているだろう。 それはそういうものなのだから。 だから、「悩むこ…

舌根の位置

舌根の位置について、もう少し正確に書いてみる。 ここで書いている舌根とは、舌の奥の意味であって、 医学的には舌根は直視することはできないらしい。 私は舌根が上がると書いたが、本当に上がっているのかどうかはわからない。 正しくは、舌の中央部辺り…

舌根の位置

久ぶりにペンライトと手鏡を持って口の中を覗いてみる。 高音になるにつれて舌根が持ち上がっているのがわかる。 それが良くないことはよく聞く話だが、なぜだめなのかがわかっていない。 私が高音で舌根が上がってしまうのは、 その方が高音が出しやすいか…

必要性が技術を導く

前回は、両掌を180度に広げた状態から徐々にその角度を狭め、 そうすることで強く伸びのある声になったように感じる話を書いた。 今度はそれを応用して、少し違うやり方にしてみる。 目の前に人差し指を二本立てる。その間隔は2cmくらいだろうか。 そこに息…

想像してから声にする

「イ」の母音は、口の中が縦形になるので息が鼻に抜けやすいので、 鼻腔共鳴が得られやすい。 それに対して、「オ」の母音は息が口の方に抜けやすく、 鼻腔まで息が回りにくい。 だから、「オ」の母音は芯の無い散漫な音になってしまう。 そこでレンズで光を…

イメージと言葉 3

短期間で発声が上手くなる人。 おそらくそれは、一瞬の偶然を逃さない人だと思う。 一瞬、できたことを「これだ」と気づける人なのだと思う。 ちょっとした自分の声の変化に気づける人。 それには、毎日、自分の声を聴くことが大切だと思う。 毎日練習すれば…

イメージと言葉 2

「喉の奥を開ける」、「丹田に力が入る」というのは、 それが上手くいったときに、喉の奥を大量の空気が流れている感じがする。 上手くいったときに、丹田が支えられているように実感できる というイメージであって、手段ではない。 できるようになって初め…

イメージと言葉 1

発声レッスンにおいて、先生はイメージを仲介することで生徒に指導をしている。 スポーツであれば、腕のこの筋肉をこう使うとか、具体的な指導ができるのに対し、 発声指導ではそれができない。 それは、発声で直接使われる筋肉が、わたしたちの目に見えない…

四次元唱法

発声には段階があって、段階毎に意識する事柄が変わってくる。 例えば、「しっかりお腹で支えて」という指示があったと思うと、 「だら~んとして、どこにも力を入れないで」という相矛盾した要求がされるときがある。 これは、発声というものがバランスによ…